【前編】イメージトレーニングの効果が凄い!【根拠と効果を解説】
こんにちは、Yuzuruです。
今回は『イメージトレーニングの根拠と効果』を前編、そして『効果的なイメージトレーニングのやり方』を後編でご紹介します!
イメージトレーニングでパフォーマンスが向上するというのはすでに科学的に証明されています◎
プロスポーツの世界だけでなく、私たちの日常でも緊張を和らげれたり、試験や発表の場、大事な仕事の場面など、イメージトレーニングを効果的に活用できる場面はたくさんあります!
この機会にイメージトレーニングを習得して日々に活かしていきましょう!
この記事はこんな方にオススメです◎
- 緊張しやすいのを治したい..
- イメージトレーニングの根拠に疑問
- イメージトレーニングの効果が知りたい
- 効果的なイメージトレーニング方法が知りたい(後編)
目次(この記事で分かる事)↓↓↓
イメージトレーニングとは?
イメージトレーニングは、『頭の中でカラダを動かすイメージを行い、そのイメージを鮮明にしていくトレーニング』です。
そしてその目的は、そのイメージを使って「現実を変える」ことにあります。
イメージトレーニングは、スポーツ心理学やあらゆる分野で研究が進んでいて、科学的に効果があることが証明されています。
イメージトレーニングをしないプロ選手はほぼいない
イメージトレーニングの有名なエピソードで、ソチオリンピックで金メダルを取った男子フィギュアスポーツの羽生結弦選手の話があります。
羽生選手は、日本からソチへの10時間以上のフライトの機上で、「4回転ジャンプのイメージトレーニング」を繰り返したそうです。そして本番では見事に4回転ジャンプを決め、金メダルを手にしたのです。
羽生選手はインタビューで次のように語っています。
- 「目をつぶると(4回転)サルコウとトウループのことしか頭にありませんでした。そのまま寝たので、ジャンプを跳ぶ同じシーンが永遠に繰り返されて、全部跳べていました。機内で身体を休ませながら、やるべきことをやったという感覚です」
(引用:Number)
羽生選手が言うと説得力がありすぎますね。イメージトレーニングがいかに大切かということがこの言葉からも分かります(^^)
では、なぜイメージしただけでそれが現実化するのでしょうか?その根拠をみていきましょう。
イメージトレーニングの根拠
イメージトレーニングの効果が証明されているという根拠は、『脳』にあります。
人間の脳は、現実とイメージを区別できないといいます。
脳は現実においても想像においても、同じ神経細胞が反応します。だから現実には起こっていなくても、リアルに想像しただけで、脳の中では同じ反応が起こってしまうのです..!
たとえば、
映画を見たとき、その映画の世界に没頭してしまいますよね。
笑ったり、泣いたり、ドキドキしたり、恐怖感を抱いたり...
映画の世界は現実ではないにも関わらず、「あなたの身体という現実」は変化しています。
ということは、自分のイメージトレーニングで描いたイメージでも、同じ効果を引き出すことができるということです!
また、レモンや梅干しを思い浮かべると実際に酸っぱい気持ちになったり唾液が出てきたりするのも、イメージと脳の関係によるものですね。
この辺の話も面白そうなので今後深ぼって記事にしたいと思います!
それではここからイメージトレーニングで得られる効果を4つご紹介します◎
イメージトレーニングの効果
イメージトレーニングによって得られる効果は、
- 理想のパフォーマンスに近づく
- 本番の緊張を和らげることができる
- モチベーションが維持できる
- イメージするだけで筋力低下が防げる
順番に解説します↓
理想のパフォーマンスに近づく
自分の身体の動き、実際にどの筋肉を使って、身体がどういう位置にあって、それがどう変わっていくのか。
細かくリアルにイメージすることは、実際に身体を動かしてトレーニングするのと、脳内では同じ神経が発火する(働く)ので、実際に身体を動かしてトレーニングするのに近い効果が得られます。
イメージであれば苦手な動作でもうまく行うことができますし、できない動きを何度もイメージして練習しておくことで、実際の動きと繋がっていき、パフォーマンスの向上に役立ちます。
本番の緊張を和らげることができる
脳は、その出来事が実際に起こっていることなのか、それともイメージなのかを判別できません。
本番のイメージを繰り返し行うことによって、脳は実際に起こっていることだと錯覚し、「場慣れ」していきます。そうすることによって、実際の本番でも緊張しにくくなります。
頭の中で、「上手くいく」、「勝つ」流れをリアルにイメージすることで、「仮想成功体験」や「仮想勝利」を増やすことができます。
仮想でも成功体験が増えれば自信にも繋がりそうですね(^^)
モチベーションが維持できる
高いモチベーションを維持するには、目標を紙に書いたり、声に出して読んだりするのも良いですが、「目標を実現している自分をイメージする」ことがとても大切です。
なぜなら、文字を読んだり声に出したりするよりも、具体的なイメージの方が、脳はより広範囲に活性化し、「喜び」や「やる気」といった感情を生み出すホルモンや神経伝達物質を生み出すことができるからです◎
人間にとって同じ気持ちを維持する(モチベーションを維持する)のは、本当に難しいことです。
高いモチベーションを維持するには、脳に「やる気」を感じる「機会」を与え続ける必要があるので、その方法の一つにイメージトレーニングが最適というわけですね。
モチベーションを上げる方法に関しては過去にいくつか記事にしていますので、そちらも参考にしてもらえればと思います(^^)
イメージするだけで筋力低下が防げる
スポーツ選手にケガはつきものですが、故障中、リハビリの間にいかにパフォーマンス低下を抑えるかというのはとても重要なことですよね。
これにイメージトレーニングが有効という研究論文が発表されています。
2つのグループに分け、片方は筋トレをしていることを想像しただけという実験ですが(詳細省きます)、この実験の結果は、筋トレを想像していただけで、筋力の低下を半分程度に抑えられていたのです∑(゚Д゚)
筋トレを想像することで、筋力を維持するための神経系が維持でき、筋力の低下を抑えられたと考えられるそうです。
また、筋力の低下だけでなく、筋力トレーニングのセット間の休憩のときに、イメージトレーニングをすることでトレーニング効果が上がるというデータもあったりします!
すごいですね(°▽°)
まとめ(後編へつづく..)
今回は『イメージトレーニングの根拠と効果』をご紹介しました!
今回のポイントをまとめると、
イメージトレーニングが効果的な根拠は
- 現実においても想像においても、同じ神経細胞が反応するという脳の仕組みにある
その効果は、
- 1.理想のパフォーマンスに近づく
- 2.本番の緊張を和らげることができる
- 3.モチベーションが維持できる
- 4.イメージするだけで筋力低下が防げる etc..
脳科学的には、イメージトレーニングは信じる信じないとかではなく、疑う余地がないほど効果的な方法のようです(^^)
日常でも色々な場面で活用できるので、是非とも取り入れたいですね!
後編では『効果的なイメージトレーニングのやり方と、その注意点』について解説いたします!合わせてご覧いただければ幸いです◎
それでは、今日も良いイメージを持ちつつ...
Have a nice day♪