ヒトは運動しないとどうなる?【運動不足が引き起こす脅威の話】

メンタル改善 モチベーションUP

こんにちは、Yuzuruです。

ヒトは運動をしないとどうなるのでしょうか??

ヒトの身体や健康のことについて調べていると、たいていどの分野でも出てくるのが、

『食事、睡眠、運動』が大切。

という言葉です。

やせる食事方法や効率よく眠る睡眠方法、運動のメリットや仕方は色んな記事やSNSで紹介されていますが、今回は、

『運動をしないとどうなるのか?』という事についてまとめます!

この記事はこんな方にオススメです◎

  • 運動するモチベーションが湧かない..
  • 運動しないとどうなるの?
  • 運動してなさすぎて心配..

目次(この記事を読んで分かること)↓↓↓

  1. 1.運動をしないと筋肉や身体はどうなる?
    1. 1-1.元に戻るには3倍以上の時間がかかる!
    2. 1-2.廃用症候群になりやすい
  2. 2.運動不足がもたらす5つの脅威
    1. 2-1.肥満の原因になる
    2. 2-2.生活習慣病にかかりやすい
    3. 2-3.仕事の効率が落ちる
    4. 2-4.うつ病などの精神疾患のリスクが高まる
    5. 2-5.脳の老化を早める
  3. 3.まとめ

運動をしないと筋肉や身体はどうなる?

「運動をしない」と聞いてまず最初に思い浮かぶのは、「筋肉が衰える」ということだと思います。

筋肉が衰えることによって病気やケガにもつながりますので、まずは運動をしないことでどれくらい筋肉が衰えてしまうのかというところから解説していきます◎

元に戻るには3倍以上の時間がかかる!


筋肉には使わないと衰えるという特徴があります。

ある実験では、たった2週間、脚を動かさなかっただけで、若者で約30%、高齢者で約20%もの筋力の低下が認められたそうです。
さらに筋肉の量自体も減少し、もとの筋肉量が多い人ほど影響が大きかったとのことです。

その後、筋力を戻すためにトレーニングを行ないましたが、高齢者の場合、週3〜4回のトレーニングを6週間も続けても筋力はもとに戻らず、もとどおりになるには3倍以上の時間が必要とされたのです..(゚Д゚)

廃用症候群になりやすい

高齢者の場合は、病気やケガで入院して安静にしている期間が長くなると、筋肉や関節、臓器の運動機能が低下する『廃用症候群(はいようしょうこうぐん)』になりやすいといわれます。

そうなると体が思うように動かないことでよけいに体を動かさなくなり、うつ症状や寝たきりになることも多く、生活の質の低下につながる悪循環を招きます

さらに運動不足によって落ちた体力を向上させるためには、有酸素運動に加えて筋肉に荷重を加えるウエイトトレーニングも必要になるので、高齢者にはかなり高いハードルになります。

筋肉は衰えやすくて増やしにくいものなのですね。いかに日々の運動が大事かこの時点でわかりますね。

運動不足がもたらす5つの脅威


ではさらに「運動をしない」ことで心身にどんな悪影響が起こるのか、具体例をあげていきます。

肥満の原因になる


運動不足は肥満に直結します。

運動にはカロリー消費効果や脂肪燃焼効果があるので、健康的な体系を維持するには必要不可欠な習慣といえます。

特に、30代、40代と年齢を重ねるごとに基礎代謝は低下していくため、20代の頃と同じ食事をしていると、食べ物を消化できずに胃腸に負担をかけてしまいますし、年々体脂肪もつきやすくなっています。

体質は年を重ねるごとに変わるもの』なので、現在太らない体質だと思っている方も油断は禁物です(-_-;)

生活習慣病にかかりやすい

運動不足に最も密接にかかわる病気が、『生活習慣病』です。

生活習慣病はさまざまな種類がありますが、動脈硬化、高血圧、心臓病など、特に血液に関する病気が多くあります。

慢性的な運動不足は血行を悪くするので、体の中に老廃物が溜まっていきます。その結果、疲れやストレスを感じやすくなり、その状態が長く続くと生活習慣病のリスクも徐々に高まっていきます。

平成30年に厚生労働省が出した、「身体活動・運動を通じた健康増進のための厚生労働省の取り組み」の資料にも運動不足に関してのデータが載っていました↓


運動不足が原因で毎年5万人もの人が亡くなっているというのは驚きです..。

この運動不足の死因と関係しているのが「生活習慣病」なんですね。気づかないうちに徐々に生活習慣病になるリスクが高まるというのが怖いところです(~_~;)

仕事の効率が落ちる


さらに運動不足によって仕事の効率が落ちます

座りっぱなしやずっと立ち仕事など、あまり動かない状態が続くと筋肉が固まって血行が悪くなります。

また、仕事の緊張状態では脳が疲れるためにストレスがどんどん溜まり、放っておくと効率は下がる一方です。

運動をすることで、筋肉を動かして血行を促進させることができ、ストレスの解消にもつながり、体をリフレッシュすることができるというわけですね(^^)

うつ病などの精神疾患のリスクが高まる

運動をしないと体の免疫力が下がってしまいます。
さらに自律神経の働きを抑えてしまうので、身体のホルモンバランスを大きく乱します。

その結果精神的に不安定になり、慢性的にうつ病やその他の精神疾患に陥ってしまいやすくなります。

運動は精神面にも大きな関わっているため、精神疾患の療法としても運動が取り入れられているほどです。

運動を行うことは、体だけでなく心の健康にも必要不可欠だということがわかります。

脳の老化を早める


運動不足は脳の老化を早める原因になるという研究があります。

ボストン大学医学大学院のニコール・スパータノ氏の研究によると、『運動不足は脳の老化を早める原因になり、現在の運動不足が20年後の脳細胞を減少させる』と考えられているそうです。

脳が萎縮すると記憶力や認知能力が低下したり、認知症のリスクが上がったりするなどの悪影響が身体に出ます。

スパータノ氏によると『運動の習慣がついていれば、いずれ脳の老化を遅らせる効果が現れる』とのことなので、予防という観点からでも体を動かす習慣を作った方が良さそうです。

まとめ


今回は『運動をしないとどうなるの??』というテーマでお届けしました。

  1. ・肥満の原因になる
  2. ・生活習慣病にかかりやすくなる
  3. ・仕事の効率が落ちる
  4. ・精神的に不安定になりやすい
  5. ・脳の老化を早める

などなど・・改めて、運動不足がいかに心身にとってマイナスなことか理解できました。

運動をするメリットを知るよりも、運動しないデメリットを知るほうが運動をするモチベーションになるかもしれませんね。

まずは階段を利用する、通勤で立つ時間を増やす、散歩するなど、日常の中で少しずつでも運動の習慣をつけていきたいと思います(^^)

習慣化に関しては色々記事にしてますので参考にしてしてください☆


それでは、いつもより少し運動を意識しながら...

Have a nice day♪

(今回参考にした本はこちらです↓)