『記憶』の仕組みを分かり易く解説!その5【実践編『注意を向ける』】
こんにちは、Yuzuruです。
記憶シリーズも回を重ね、今回で第5段です!
ようやく日常で意識できる実践的な内容に入っていきます。
今回は、『効率よく記憶する上で、守らなければならない記憶の原則』についてです!
この原則を知っているか知らないかで、かなり覚えるスピードが変わってきそうです(^^)
記憶力をあげたい方はぜひチェックしてみてください♪
(これまでの記憶シリーズ達はこちらです↓)
それでは、早速みていきましょう!
目次↓↓↓
記憶の原則
これまで記憶の仕組みについて書いてきたように、脳は何でもかんでも記憶してくれる訳ではありません。
効率良く記憶する為には、記憶するための仕組みや原則を知り、実行することが大切です。
「どうすれば、何をすれば記憶が定着しやすくなるのか?」をこれからご紹介していきます!
「記憶の原則」は大きく分けて、
-
1.注意
2.想起練習
3.手がかり
4.関連付け
があり、それぞれ説明していきたいと思います(^^)
今回は『注意』に関して深掘ります↓
注意を向ける
記憶する為には、まずは『注意を向ける』ことから始まります。
日々の生活の中で、私たちは身の回りにある情報のごく一部にしか意識を向けられていません。
ほとんどの情報は聴覚的には聞き流され、視覚的には目の前を通り過ぎるだけです。
たとえば、
今日の朝ごはんは何を食べたか覚えていますか?
昨日の夕食は何から箸をつけたか覚えていますか?
・・・パッと思い浮かぶ人の方が少ないと思います^^;
食べていた時は間違いなく視界に入っていて、ちゃんと味も感じていたはずなのに...
それなのに覚えていないのは、単に『注意を向けられていなかったから』です!
以前「記憶の種類」の中で説明しましたが、『注意が向いていない情報』は短期記憶にはならず、短期記憶になっていない情報は長期記憶になることもないので、思い出すことができないわけです。
ではどうすればいいのかというと・・・
注意を向ければよいのです!!
・・・どうやって注意を向けるのか。注意を向けよう!と心がけるだけで良いのか??疑問ですよね。
注意の向け方についても解説していきます!
注意の向け方
先ほど説明したように、注意を向けた情報だけが、短期記憶に入ります。そして短期記憶に入った情報は、自分で操作できるようになります。
操作とは、言葉であれば、その言葉を繰り返したりできること。イメージであれば、それを思い浮かべたり回転させたりできることです。
たとえば、
リンゴが覚えたい情報だとすると、そのリンゴを頭の中で大きくしたり増やしてみるイメージをしてみたり、リンゴという言葉を連呼してみたり(もちろん口に出すのもありです)、そうするとそれが注意を向けたことになります。
こうなるとしばらくはリンゴのことを忘れないと思います(^^)
つまり、記憶しやすくするための『注意の向け方』とは、頭の中で操作してやるということなのですね_φ( ̄ー ̄ )memomemo
物忘れが防げる
ありがたいことに、ただ注意を向けるだけで、たいていの物忘れは防ぐことができます。
出かけるときに鍵が見つからない事が多いなら、帰って鍵を置くときに、「今私は鍵をここに置いた!」と頭の中で言ってみる。
朝ごはんを食べる時に、「今日の朝はパンと目玉焼とトマトだ(°▽°)」と食べ物をイメージしたり、声に出したりしてみる。
たったこれだけでも覚えておける可能性がグンと高まります!
実際自分でもやってみましたが、本当に忘れにくくなります!
よく物忘れが激しい人は、手間もかからず簡単な方法なので、ぜひ『注意を向ける』ということを実践してみてはどうでしょうか◎
つづく...
今回は『記憶の原則』の中でもまず最初にやるべき事、『注意を向ける』についてでした!
日常で実践できる物なので、ぜひ実践してみてください(^^)
次回の記憶の原則は、『想起練習』についてです!
(次回完成↑)
記憶力をあげるためにもめちゃくちゃ重要なポイントです!ぜひ次回も参考にしてみてください♪
それでは、今日が素敵な日になりますように☆
Have a nice day♪